こんばんわ。AMAです。
今回は、未経験からネットワークエンジニアになるための必要なことを、
経験にもとづいて説明していきます。
目次
未経験からネットワークエンジニアになるための条件
ネットワークエンジニアになるための必須条件はないです。
ITに興味をもち、挑戦し続ける人、探求心があり周囲とコミュニケーションができる方が向いています。
この業界も意外にコミュニケーションが大事なんですよね。
まずは教育を重視している会社を選ぶ方が良いでしょう。
ネットワークエンジニアとして最低限、必要なスキル
聞いたことがあると思いますが、ネットワークエンジニアとして必要な資格はCCNAです。
CCNAとは世界最大手のネットワーク関連機器メーカーであるシスコシステムズ社が、
実施する認定試験であり、某企業ではこの資格が採用の必須条件というのもあります。
グレードは、CCNA⇒CCNP⇒CCIEの順番で難易度が高くなります。ネットワークエンジニアの道に進む場合、 CCNAは登竜門的な立ち位置です。
この資格がなければダメというわけではありませんが、
保有していた方がネットワークに関する理解が深まります。
そして採用する側からの信用・信頼は各段に上がるので、利点は大きいです。
私の場合、怠けていたのでCCNAを取得するまで相当な時間を費やしました。。
ネットワークエンジニアをやりたいなら、
初めから自分の尻をたたいてCCNAを取得した方が無難です。
CCNAの学習方法 失敗しないコツ
以前の記事で自己学習を紹介していますので、参考にしてみてください!
【2022年7月17日追記】現在は、ICND1とICND2は廃止され、CCNAのみの試験となっていますが、
学習方法は同じなので上記サイトを参考にしてください。
「自己学習は無理」という方、確実に「CCNA」を取得したい!方、おススメです。
就職支援でもプロのキャリアアドバイザーがサポートをしてくれるので、就職活動でも大いに役立ちます。
他社のスクールでは就職サポートまで行いません。
未経験からエンジニアに【CCNAコース】
ネットワークエンジニアの業務
未経験の方はネットワーク監視・運用・保守からスタートして経験を積んでいくイメージです。
私も初めは監視・運用・保守の業務からスタートしています。
監視・運用・保守経験を積んで構築・設計フェーズにキャリアアップしていく感じですね。
私が経験した作業としては以下の内容です。
- 監視
死活監視でアラーム(通信断)を検知したら切り分けマニュアルに従い対応する。
場合によってはクライアントに通報します。
アラームの原因はルータや終端装置(DSU・モデム・M/C・ONU)の電源ケーブルが抜けている影響が大半です。
または計画停電やキャリア設備の工事によるものが多いです。(深夜の時間帯)
- 運用
予め用意された手順書を元に日次・週次・月次作業があり定期的にログを取得・解析・報告書作成を行ったり機器のランプ確認、障害対応・交換などを行う業務です。
- 保守
障害を未然に防ぐためにネットワーク機器のソフトウェアアップデートやパッチ適用などを行います。
- 構築
設計された内容を元に、configを作成します。
1から作成するというよりは既存のconfigを参考に作成していきます。
作成後は、有識者と共に各設計書、config内容に過不足や誤っている箇所がないかレビューを行い、チェックします。
新規に機器を構築する場合は、単体・結合テスト・疑似環境を作り通信に問題がないか正常性確認を行います。
- 設計
要件定義された内容を元に、設計をしていきます。
具体的には基本設計書、物理図、論理図、詳細設計書(VLAN、アクセスリスト、NAT、IP情報、ポート、ルーティング、無線LAN)の作成・更新など、必要な機能を設計していきます。
ネットワークの知識・経験がないと難しい箇所です。
- 要件定義
クライアントから実現したい要望をヒアリングします。(有識者同席)
物理図・論理図をもとにクライアントが実現したいことに対し、提案や費用感などを折衝し実現可能なネットワークを計画して遂行します。
スキル・経験はもちろんのこと、コミュニケーション能力も問われます。
どの分野でもそうですが、まずは仕事が出来る人のマネをすると良いです。
私の場合は常にメモを取り、理解できなかったことは空いている時に何度も聞き直していました。
1回、教えてもらったことは次回、出来るぐらいにしておくの理想です。難しいですが、、
教えてもらっている場合でも自分が当事者となって行動していく必要があります。
自分が引っ張っていくんだと思いが重要です。
企業が求めるスキル
企業が求めるスキルは、初級~中級~上級に分かれてくると思います。
初級はITの知識があれば誰でも対応可能なレベルです。
中級はある程度、自分で考えて構築・設計ができ即戦力として対応可能なレベルです。
上級はリーダー、マネージャーとしてチームを纏め、プロジェクトを成功に導く能力があるレベルです。
未経験の方は、企業側からスキルを求められることは早々ありませんが、
作業の正確性・品質を求められる傾向が高いです。
どんな作業もそうですが、作業が慣れてくると慢心からミスが多くなるため、日頃からダブルチェックや誤送信を起こさせない取り組みが重要になってきます。
ネットワークエンジニアの需要と将来性
ネットワークエンジニアの需要は高いです。
スキルが高いエンジニアは、どの企業も人手不足の状況で常に募集をしています。
食いっぱぐれになることはないと思います。
ネットワーク分野においてもクラウド化が進んでいる状況ではありますが、物理的な対応が殆どです。
機器が多ければその分、作業は増えますし専門的な知識がないと対応ができません。
ネットワークはインフラを支える骨幹ですから疎かにできない重要な部分です。
そういった意味でも需要と将来性は高いと言えるのです。
今後、SDN(ネットワークの仮想化技術)が主流になってくると思います。
SDNとは物理的な機器が不要になり、クラウド上に論理的な機器を自由に追加・削除ができ設定変更も現場に行かなくともクラウド上で設定変更が可能になる技術です。
SDNの技術を習得するには難しいですが、需要が今まで以上に高まってくると思います。
まとめ
ネットワークエンジニアとして一人前になるまで大変だと思いますが、
自分で構築・設計した機器が導入され、問題なく通信ができたときの喜びは最高です。
他の業界では得られない満足感や達成感を感じられる、やりがいのある業務です!!
私も構築ができるまで、随分と遠回りをしてきました。
何度も辛い経験をしてきましたが、本記事を読んで頂いた方には無駄な遠回りをせず効率よく構築・設計の道に進んでもらえたらと思っています。
そのためにも、まずはCCNAの資格取得と業務経験を積んでいくことが重要です。
本記事のポイントを以下に記載します。
- ITに興味をもち、挑戦し続ける人、探求心があり周囲とコミュニケーションができる方が向いてている。
- CCNAは早めに取得することをおススメする。
- ネットワークエンジニアの業務を分類すると①「監視」、②「運用」、③「保守」、④「構築」、⑤「設計」、⑥「要件定義」の6つに分類される。大きく分けると「①②③」、「④」、「⑤⑥」の3つになる。
- 仕事が出来る人のやり方をマネしてみる。
- ネットワークエンジニアの需要は高い。今後もその傾向は変わらない。
- ネットワークエンジニアに少しでも興味があればこちらのサイトもどうぞ
というわけで、以上です。